『1番じゃなきゃダメですかっ?』体験版をプレイした感想、そして更新再開
長い間、ブログを書いていませんでしたが、更新再開です。以前のペースで書けるか分かりませんが、気になる商品があったらレビューしていこうと思います。
開始早々、下着の色を女の子に聞いてくる主人公。
その質問に恥ずかしいけど応えてくれる友人。
ゲームプレイ早々に下ネタをしてくるとは恐れ入りました。
インパクトはあるけど、嫌悪感を抱くプレイヤーもいるのではないでしょうか。
しかし、ゲーム開始3分で切るのはダメです。
物語を進めると、主人公の身の上話が聞けるのですが、かなり不幸な体質なようです。
- アーティスト: (アニメCD)
- 出版社/メーカー: ジェネオン・ユニバーサル
- 発売日: 2013/08/28
- メディア: CD
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『とある魔術の禁書目録』の上条さんのように、日常に降りかかる小さな不幸ではなく、
主人公自身が死神ではないか、という人の死に関わる不幸体質。
主人公は3度も家族を失っている過去を持っていました。
1番目の両親は、6年前。
2番目の母親かわりだった人は、3年前。
3番目の義父、義母は半年前。
こんな不幸な主人公見たこと無い。
自分の親しい人、まして家族だった人たちが、次々と亡くなってしまったら、普通だったら心が折れます。
しかし、主人公は義妹がいました。彼女がいたおかげで何とか立ち直れたのです。
……立ち直れすぎて、エロに興味心身な性格となってしまっています。
まあ、不幸続きなら、無駄に元気になってないとやっていけないのでしょう。
そういえば、主人公の義妹『二葉翡翠』は、公式ホームページのキャラクター紹介で一番目に紹介されています。
もしかして彼女がメインヒロイン?
主人公『二葉晶』、その義妹『二葉翡翠』は、一時館に引越してきます。
一時館と書いて【いっときかん】。
そこで昔の知り合いのメイド『五和蛍』、抜群なプロポーションを持つ『一峰琥珀』、無愛想だが、礼儀正しい『四条珊瑚』、学生管理人『三月瑠璃』。
彼女たちとの一時館での出会いは、テンプレ展開を見事になぞるようでした。
占いの力、恐るべし!
二葉翡翠を除く、一時館の住民たちはみんな男嫌いです。
普通の知り合い、友達関係なら問題ないですが、家族など親密な関係となるとダメなようです。管理人である『三月瑠璃』さんの理由については、入居時に語られるのですが、内容が重かったです。男嫌いな瑠璃さんを、主人公は今後どうやって心溶かしていくのか気になります。
入居を瑠璃さんに認めさせるために、主人公と瑠璃さんは勝負をすることになります。
主人公は、瑠璃さんのことを調べるうちに三月家の事情を知ることになります。
……この作品はコメディなのに、登場人物たちの背景は重たいものがあります。
その暗い背景を吹き飛ばすように、主人公たちはオモテでは明るく振舞っているのでしょう。
その例であげるなら主人公の家族である義妹の『二葉翡翠』です。
だいたいのゲームで妹・義妹キャラは、主人公に対してはじめから好感度MAXな状態です。
クロシェット作品『かにぱに』など、好感度が低いところから始まる作品もありますが。
しかし、このゲームの義妹はクロシェットの【プリズム◇リコレクション】の久我山このかより大胆かもしれません。さらに無自覚であるところが(良い意味で)ダメです。
キャラクターデザインですが、構図がおかしなキャラがちらほら見られましたが、よく見なければ気にならない程度です。物語のコメディとシリアスのバランス、各ヒロインルートの内容と考えると期待できるゲームでした。
作品はコメディ色が強いですが、シリアスのバランスも程よく取り入れられていると感じました。
それは、主人公と瑠璃さんの父親との会話でも見られます。普段は下ネタ満載の会話で、だらしない主人公ですが、家族のこととなると、雰囲気が変わります。それが、他の人の家族であっても真剣な顔で話をします。
ゲーム開始時からは考えられない、主人公の顔でした。
勝負後、二葉兄妹の一時館に見事正式に入居が決まり、さらに義妹が増える状況に……?
さらに、一時館の住人が疑似家族になってしまうというとんでもない展開に!?
体験版では、『三月瑠璃』の問題が1つ解決し、一時館入居を果たしていますが、ほかのヒロインで、過去に触れられていない『一峰琥珀』と『四条珊瑚』の話がとても気になります。
また、サブキャラたちもなかなか個性的な面々で、彼女たちも絡んでくる物語を期待したいです。